【完全保存版】エアコンの暖房が効かない原因と対処法!修理・交換の目安について

エアコンをつけているのに部屋が寒い!とお困りではありませんか?

「長い時間、つけているのに…」「温風は出ているのにどうして?」

このようなエアコンの暖房にまつわる疑問を解消するべく、この記事にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。

この記事で解説するのは「エアコンの暖房がきかない!」時の原因や対処法、故障が判明した場合の望ましい対応についてです。加えてエアコンを正しく使う方法についても触れ、エアコンの故障を未然に防ぐ方法・豆知識をご紹介しています。

読了後はエアコンの暖房が効かない時に業者を呼ぶのか自分で対処するのかを判断することができます。自分でエアコンの不調に対処するだけの知識も身についています。さらには業者を呼ぶまでの応急処置を施すことも可能になるでしょう。

そして何よりエアコンの正しい使い方を理解できるので故障を未然に防げます。より安心してエアコンを使えるようになること請け合いです。

それだけではなく記事の後半ではエアコンの暖房効率を上げる方法も紹介しています。これらを実践すればよりエアコンを快適に、さらにはお得に使えるようになるかもしれません。

エアコンの暖房に関するトラブルに見舞われた方から、トラブルを未然に防ぎたい方まで必見の内容です!

ぜひ一読してくださいね。

目次

エアコンの暖房が効かない原因と対処法

このセクションではエアコンの暖房が効かない原因と対処法をお伝えしています。

エアコンの暖房が効かない時によく挙げられる原因を5つのセクションにわけて解説していきます。

既にエアコンが不調をきたしている方は、原因として心当たりのある項目が無いか一つひとつチェックしてみてください。

「うちのエアコンは正常に稼働している」という方はご自身のエアコンの使い方が正しいかどうかをテストするつもりで読んでいただけると良いかもしれません。

それではエアコンの不調の原因と対処法について確認していきましょう!

リモコンの設定ミス

エアコンが効かない原因で、実は結構な割合を占めるのがリモコンの設定ミスです。エアコンの動作がおかしいと感じた場合は、まず現時点でリモコンがどのような状態になっているのかを確認しましょう。

運転モードが【冷房】【ドライ】【送風】になっていないか

エアコンは運転モードが【暖房】でないと温風を出しません。なので暖房は効かないままです。よくあるのが自分自身が間違えてリモコンの【暖房】以外のボタンを押下しているケースです。

また、リモコンを落としてしまったり物にぶつけてしまったりした場合も要注意です。意図をしていないボタンの押下で設定が変わってしまっている可能性があります。

対処法

エアコンの設定を行ったらその場を離れる前にもう一度リモコンの表示をチェックしましょう。部屋の体感温度がいつまでも変わらない場合は、再度リモコンの表示や設定を確認することも大切です。

表示が【暖房】になっている場合でもリモコンの運転切り替えボタンを押して【暖房】、もしくは【自動】モードを選びなおしてください。また運転を切り替えた直後は温風が出るまで時間がかかります。10~15分間は待つようにしましょう。

設定温度が低すぎていないか

エアコンは部屋の温度が設定温度に到達した、と感知すると温風が止まります。もっと詳しく説明すると、室外機が停止した状態になり、室内機は送風運転のみの稼働になります。これは部屋の暖めすぎを防ぐ為です。

設定温度が低すぎるとすぐに設定温度に到達したという感知をされてしまうので部屋が暖まらなくなります。

対処法

人間が快適だと感じる温度は大体18℃~20℃とされています。冬場にエアコンで部屋を暖める場合は設定温度を高めに設定しておきましょう。設定温度が23℃以上であり、常に温風が出続けている状態にすることが望ましいです。

風量が【微】や【弱】になっていないか

風量が弱いと部屋の暖まるスピードが落ちます。リモコンの設定を確認し、【微】や【弱】に設定されていたら風量を強く設定し直しましょう。

対処法

風量を【強】に設定しましょう。より確実に風量を増やすために【自動】ではなくあくまで【強】に設定することを強くおすすめします。

また、設定が【強】であるのに風が弱いという場合は室内機が汚れていることが可能性として挙げられます。汚れが原因の風量の弱さについては『室内機の異常』のセクションで解説していますのでそちらを読んでみてくださいね。

風が【上向き】になっていないか

暖かい空気は部屋の上に溜まる傾向があります。なのでエアコンからの風が上向きになっていると部屋に暖かい空気がなかなか広がりません。エアコンから出る暖かい空気が部屋の下に降りてこないのですね。

結果、部屋の天井付近が温まり床に近づくにつれて温度が下がっていくことになります。

対処法

部屋の全体を暖かくするには風の向きを【下向き】か【自動】にしておきましょう。詳しくは後述しますがサーキュレーターで空気を循環させるのも効果的です。

リモコンの故障 / 不調

リモコンが故障していないかの確認を行いましょう。

とは言っても、リモコンが故障しているか否かは見た目だけでは判断がつきません。かと言って分解するのも少し、いやかなりの勇気が要りますよね。

実はこんな時、簡単にリモコンの故障・不調が無いかチェックする方法があるのです!

リモコンの電池を交換する

リモコンの故障を疑った場合、真っ先に行うべきなのが「電池交換」です。これにより、たんに電池切れが無いかの確認だけでなく、リモコンをリセットさせることも可能になります。リモコンのリセット方法はお使いのエアコンによって違ってきますので取扱説明書やインターネットで確認してみましょう。

AMラジオで信号を確認する

まずAMラジオを用意します。リモコンをAMラジオから15cm以内に近づけたら、ラジオに向かってリモコンの「運転」ボタンを押下しましょう。

この時ラジオから雑音(いわゆるビービー音)が聞こえてきたらリモコンは正常に動作していると考えられます。しかしラジオが全く反応しなかったら故障などが原因で信号が送られていない可能性が高いです。

スマートフォン・携帯電話・デジタルカメラで信号を確認する

スマートフォンや携帯電話を使う方はカメラ機能を起動しておいてください。リモコンの信号を送信する部分(多くはリモコンの先端部にあります)をカメラ越しに覗いて見える状態にします。

そのまま「運転」ボタンを押下しリモコンの信号を送信する部分を目視で確認しましょう。そこから光が発していたらリモコンの信号は正常に送られています。

対処法

リモコンに故障・不調のサインが出ていた場合は以下の対処方法があります。この対処法で改善しない場合は、リモコンを新調することを検討しましょう。また、保証期間であれば無償で修理や交換ができる場合もあります。対象になるか否かは保証書を確認してみてくださいね。

エアコンの能力不足

そもそもエアコンの能力が暖めたい部屋に対して足りているのか?という事も考えてみる必要があるかもしれません。

「エアコンから温風が出ているのに寒い!」という場合はエアコンの能力が部屋の広さに合ってないケースが多々あります。

部屋の広さに対して能力が低いエアコンを使うと、パワー不足でなかなか部屋が暖まりません。スイッチを入れてから所望する温度まで室温が上がるのに長時間を要します。

さらに常にフルパワーで稼働することになるのでエアコンの寿命が縮まったり、電気代が高くなるといった弊害も生じるので良いことがありません。

対処法

この場合はエアコンを買い替えるか、増設するかの2択になります。

どちらにせよ新しい機体代や工事費が発生するので、経済的なダメージは被ります。しかし長い間、部屋に合わない能力のエアコンを使うリスクの方が大きいので仕方がありません。

このような時間と資金の無駄遣いを防ぐには、購入するエアコンがキッチリ部屋に見合った能力かを確認しましょう。自分の判断に不安が残る方は業者に依頼し部屋に合うエアコンはどの程度の能力なのかを見積もりでだしてもらうこともできます。

霜取り運転中

エアコンの運転中にいきなり温風が止まりビックリされた事がある方はいらっしゃいませんか?

さらに「故障かな⁉」と様子をうかがっていたら、室内機から「プシューッ」「コポコポ…」「シャーッ」などの音が聞こえてさらに不安にな気持ちになってしまったりした経験はないでしょうか?

そして15分程度の時間が経過した頃にエアコンが再び稼働し始めて、ホッと一安心…という経験を筆者はしたことがあります。あなたには心当たりがありませんか?

実はエアコンがこの様な動作をする時は大概、『霜取り運転』を行った時だったりします。

霜取り運転とは暖房能力の低下を防ぐ為、エアコンに用意されているシステムの1つです。室外機の熱交換器に付着した霜を溶かす機能を指します。エアコンの熱交換器に霜が付着すると室外機が上手く空気を取り込めなくなり、暖房能力が低下してしまいます。この現象を防ぐためにエアコンには必ずこの霜取り運転機能が搭載されているのです。

なみに霜取り運転中に聞こえる不思議な音の正体は「冷媒の流れる音」です。この音がしても故障ではありませんので慌てないようにしましょう。

対処法

なかなか部屋が暖まらず「寒い!」時は設定温度を高くしてしまいがちです。

しかしそうすると室外機がなかなか冷えずに霜が付きやすくなってしまいます。

エアコンは熱交換によって室温をコントロールします。この熱交換を行い部屋を暖めるには室外機が外気温度よりも冷たくなっている必要があるのです。そして設定温度が高ければ高いほど室外機をより冷たくする必要がでてきます。

さらに外気温度が低ければ低いほど室外機を冷やすのは難しくなります。ここで無理に室外機を冷たくさせようとすると、あっという間に熱交換器に霜が付着してしまいエアコンが止まってしまうのです。

そこでおすすめなのがエアコンの設定温度を「あえて少し低く設定する」方法です。これにより室外機へ霜が付着するのをある程度なら防ぐことができます。結果的に霜取り運転の頻度を下げ、部屋が暖まるのが早くなる可能性が上がるのです。

ただし、あまりにも設定温度を下げすぎるとエアコンが全く動かなくなるケースもあります。あくまで適度に設定温度を下げてみてくださいね。

室内機の異常

室内機に異常が無いかもチェックしておきましょう。チェックの方法は以下の通りです。

フィルターが汚れている

吹き出す温度が高いのに風量がとても少ない場合、考えられる原因はエアコンの内部の汚れです。

エアコンの汚れの中でも運転効率に影響が出やすい汚れの1つに「フィルターの汚れ」があります。

フィルター部分が汚れていると、取り込める空気の量が減ってしまいます。なので自然と吹き出す風量が弱くなってしまいます。すると部屋の隅々まで温風が行き渡りません。そうして暖房の効きが悪くなってしまうのです。

このような状態になってもエアコンは設定温度に達するまで稼働し続けます。その結果、電気の利用料金も増えることになるでしょう。

エアコンのフィルターが汚れていると部屋が暖まらないばかりか、お財布にもダメージを受けてしまうのです。

対処法

暖房の効きを上げる工夫として、エアコンのフィルター清掃があります。

まずは掃除機で表面のホコリを吸い取りましょう。その後はフィルターを破かないよう丁寧に水洗いします。汚れがひどい場合には重曹などを使用するのも効果的です。フィルターを洗った後は陰干しで完全に乾燥させておきます。

さらにエアコン本体の汚れもふき取ってからフィルターをセットし直しましょう。

フィルターの掃除はエアコンの能力改善ためだけに行うものではありません。電気の利用料金が抑えられ節約になりますし、エコにもつながります。エアコンのフィルターは気が付いた時に掃除するようにしましょう。

エアコンが強いノイズを受けた

エアコンは強いノイズを受けると誤作動を起こすケースがあります。このノイズの影響により暖房の効きが悪くなることもしばしばです。

エアコンの室内機をリセットさせることで不具合が解消することもあります。まずはエアコンをリセットしてみましょう。

対処法

エアコンがノイズを受けて不調をきたしている場合はエアコンをリセットすることで問題が解消するケースもあります。リセットの手順は次の通りです。

1. エアコンをOFFにする

エアコンの電源をOFFにした後、コンセントを抜きます。エアコンの動作が停止してしまっている場合はそのままコンセントを抜いてしまいましょう。

2. 1分後に電源を入れなおす

1分間が経過したらもう一度コンセントを挿します。この操作で室内機と室外機の両方をリセットが可能です。

ちなみに先述したリモコンに付いているリセットボタンでは、エアコンのリセットはできません。このリセットボタンはリモコンの電池交換後にリモコン本体のリセットを行うためのものです。注意しましょう。

どうしてもわからない時は応急運転ボタンで!

一般的に家庭用のエアコンには「応急運転スイッチ」というものがついています。

この応急運転スイッチを使えば、リモコンを使わずにエアコンを起動する事ができます。

応急運転ボタンを使った強制起動はエアコンの基本動作しか行いません。省エネ運転など詳細な各種設定は適用されないのです。そのため、故障判定を行う場合にはこの応急運転で行うのがおすすめです。

対処法

応急運転スイッチは室内機本体の下側や前面パネルを開いたところについています。

この応急運転スイッチを使った場合のエアコンの操作方法は大体以下の3タイプが挙げられます。

  1. ボタンを1回押す度に「冷房」→「暖房」→「停止」の順に切り替わるタイプ
  2. 設定温度が25度の応急運転となり、温度調節などは不可能なタイプ
  3. その時の室温、外気温により自動でエアコンが運転内容、温度設定を行うタイプ

その他にも様々な運転のタイプが存在します。応急運転スイッチの操作方法はメーカーや型番によって大きく異なるのです。詳細についてはエアコンの取扱説明書や公式サイト確認してください。

室外機の異常

暖房が効かない原因が室外機にある場合もあります。室外機自体や室外機を置く環境に問題がないか見ていきましょう。

裏側にゴミが溜まっている

エアコンの暖房がなかなか効かない時、室外機の裏側にゴミが溜まっている可能性があります。

室外機の裏側、もとい室外機の外気を吸い込んでいる側が塞がるとエアコンの運転効率はどんどん落ちていきます。

外気を吸い込む場所にゴミが詰まると外気を吸い込みにくくなりますよね。そうなると効率的に熱が取り込めなくなるので、上手く熱交換ができなくなるのです。

対処法

エアコンの室外機の裏を確認し、張りついているゴミを取り除きます。実に簡単ですよね!

しかし、何度も何度も室外機にゴミが詰まると室外機がいずれ壊れかねません。

なのでエアコンの暖房を使うタイミングで掃除をしておくと良いですよ。

室外機の下部にある水抜き穴が詰まっていないか、室外機のファンが汚れていないかを確認しましょう。必要があればゴミを綺麗に取り除いておくと安心です。

周りに物が置いてある

室外機が置かれている環境をチェックしてみましょう。

室内機の周囲に物を置いたりしていませんか?

室外機の周囲、特に吹き出し口の側は物を置いておくと運転効率がガクンと落ちます。

どういうことかと言うと、室外機の吹き出し口、冷風が出てくる場所が塞がれていると吹き出した空気が逃げていきません。すると室外機が吹き出した空気をまた取り込む事になってしまいます。こうなると熱交換が上手くできなくなり、運転効率が落ちます。その結果、暖房の効きが悪くなってしまうのです。

対処法

室外機の周囲を整理しましょう。

少なくても吹き出し口の前、30㎝は空けておくと良いでしょう。

また、室外機の異常が疑われる場合のチェック等が難しくなります。管理の観点から見ても室外機の周囲には物を置かないことが望ましいです。

以上の理由から室外機の周辺ではなるべくスペースを広く取ることを心掛けましょう。

直射日光が当たっている

エアコンの室外機に直射日光が当たっているとなかなか部屋が暖まりません。

これはどういうことなのかはエアコンの仕組みを見ると簡単に理解できます。

エアコンで部屋を暖める際の仕組みは先述しましたが、今一度おさらいししょう。熱交換が行われるように室外機を外気温度より冷やす必要があるのでしたね。この室外機を冷やす工程の最中に日光が当たるとどうなるでしょう?室外機が温まってしまい、なかなか冷えなくなってしまいます。結果、室外機を冷やそうと余計な電力を使うことになり、部屋もなかなか暖まらなくなってしまうのです。

対処法

日光を遮りましょう

直射日光を防ぐには室外機カバーをつけたり、すだれをかけたりするのがおすすめです。

ただし室外機カバーを付ける場合は室外機の上部のみを覆うカバーを取り付けましょう。室外機の全てを覆うカバーは吹き出し口をふさぐ可能性があるからです。

エアコンの故障が原因かも…修理・交換が必要となるケース

エアコンが故障してしまっている場合は修理や交換が必要となります。

しかしエアコンがどの様な不調をきたしているのかを判断するのが難しい方もいらっしゃるでしょう。

このセクションではエアコンが故障し、修理・交換が必要となるケースを紹介していきます。

このセクションのチェックリストに当てはまる場合は、エアコンが故障している可能性が大です。

冷媒ガスの漏れや、室外機のコンプレッサーが摩耗劣化を起こしている可能性があります。メーカーや販売店などで修理の相談をしましょう。

応急運転スイッチがきかないケース

エアコンの応急運転スイッチが作動しない場合は室内機、または室内機と室外機の両方に不具合が発生している可能性が高いです。

またはブレーカーなどが落ちて電源が供給されていない可能性も考えられます。この部分も合わせて確認したうえで、業者に修理を依頼しましょう。

エアコンのランプが点滅しているケース

エアコンのタイマーランプや運転ランプが点滅していた場合、その多くは故障のサインです。

ランプの点滅の仕方やリモコン等に表示される英数字のエラーコードを調べると何故エアコンが動かないのか、どこが故障しているのかを把握することができます。

多くのエアコンメーカーではエラーコード検索が行えるようになっています。以下のサイトを参考に調べてみましょう。

ダイキンのエラーコード:https://www.daikincc.com/errorcode/

三菱のエラーコード:https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/wink/fp/tc_top.do

東芝のエラーコード:https://www.toshiba-carrier.co.jp/support/check.htm

機器以外の故障

エアコンの機器に目立った異常がない。特にエラーなども出ていない。なのにエアコンが正常に作動しない…。

この場合はエアコン機器本体以外の故障・異常である可能性があります。考えられるのは冷媒ガス漏れや配管系の異常などです。原因は経年劣化や施工不良になど様々にあります。

この様な故障・異常になると専門的な知識や経験が無ければ判別がつきません。エアコンのプロに調査を依頼するのが良いでしょう。

暖房の効かないエアコンの修理・交換費用の目安

買い替えの目安は10年

エアコンの標準使用期間は10年となっています。修理用のパーツの生産も終了してしまうことがほとんどです。なので10年使ったエアコンは買い替えることをおすすめします。

冷媒ガスが漏れているだけの場合であれば、冷媒ガスの補填で済みます。業者に依頼し、かかる料金も10,000~30,000円ほどです。

しかし、中には経年劣化などでパーツが腐食等の不具合を起こしているケースもあります。

パーツの不具合が原因で冷媒ガスが漏れた場合にかかる料金はなんと80,000~200,000円ほど!結構な大金です。

コンプレッサーが摩耗劣化し不具合を生じた場合も、修理・交換に80,000~170,000ほどの料金がかかります。

この様にエアコンの使用が10年を超えている場合、修理を行うと費用が高額になってしまうので買い換えの検討をおすすめししています。

買い替えの費用

一般的なエアコンの取付工事費用は、商品代を除くと20,000円~40,000円程度です。

ただし20畳~30畳対応の大型エアコンだと取付費用だけで50,000円以上かかることがあります。

ここにエアコンの処分費用が20,000円ほど追加になります。さらにエアコンの取り外し費用も必要です。取り外し費用は幅広く2,000円~10,000がかかります。

ちなみに家電量販店などではエアコンを購入した際に取付工事が1万5,000円になるといったサービスも存在するようです。お店によってはエアコン本体の購入と同時に工事を依頼することで安く施工してくれるケースもあるのですね。

エアコンの暖房効率を上げるには?

ここからはエアコンの暖房効率を上げる方法を解説していきます。

普段のエアコンの使い方を見直し、なるべく負荷をかけずに使っていけば電気代もお得になります。それにエネルギーの節約にもなるのでエアコンも長く使うことができますよ。

暖房効率を上げる方法は以下の通りです。

断熱シートなどを活用して冷気を防ぐ

エアコンの暖房効率を上げる際にはまず熱が逃げていきやすい窓に断熱シートを貼りましょう。また断熱シートともに隙間テープも貼るのも効果的です。こうする事でカーテンで閉め切る必要も無くなります。

断熱シートの仕様やグレードは幅広く用意されています。町のホームセンターなどに行けば簡単に手に入るのも良いですね。ご自宅の窓に合う断熱シートを選び購入しましょう。

とくに断熱シートを取り付けるにはかなりコツが要ります。しかし一度つけてしまえば暖房効率が上がりグッと上がるのでおすすめです。

湿度を上げる

暖房の稼働時に湿度を上げるのも効果的です。

湿度を上げることで体感温度が上がります。それに肌や髪、喉などが乾燥している状態では快適に過ごせません。

エアコンで室温を上げたうえで湿度は40~60%に保つと快適になるでしょう。

しかしエアコンだけではどうしても乾燥しがちです。なので加湿器などを使用して湿度を上げていきましょう。

そうすれば暖かく潤った部屋で快適に過ごすことが可能になります。

空気を循環させる

先述しましたが、暖かい空気は上の天井付近に溜まります。そして冷たい空気は下の床付近へ向かう性質があります。

なのでエアコンをつけても部屋の下部がいつまで経っても暖まらない、という現象は割と頻繁に起こります。

そんな時にはサーキュレーターや扇風機などを使って空気を循環させてみましょう。

天井付近に溜まった暖かい空気を循環させて、部屋の床付近にも届くようにするのです。

部屋の空気を循環させるにはコツがいります。まず、エアコンのさらに上の天井付近から暖かい空気を床に向かって流しましょう。そして冷たい空気は床から天井へ向かって上がっていくように流すのです。

これを意識すると部屋の空気が上手く循環するので試してみてくださいね。

他の暖房器具と併用する

エアコンだけではなかなか部屋が暖かくならない時は他の暖房器具を併用してみるといいかもしれません。

エアコンが霜取り運転で暖房運転を止めてしまっても、補助的にはなりますが部屋を暖めることができます。

石油ストーブやガスファンヒーターを選ぶと、部屋を暖めながら同時に水蒸気も出してくれるので便利です。暖房効果の他に加湿効果も得ることができます。

しかしもう既に暖房機能付きのエアコンが設置されており、普段はエアコンで十分に暖まるという場合もありますよね。

その場合は電気で動くストーブ・ファンヒーターやホットカーペットが便利です。

灯油が必要になる石油ストーブなどいった暖房器具より気軽に使えて安心して使えます。

定期的にエアコンを手入れする

エアコンが「風量が足りない」などの不調をきたしている時は思い切ってエアコンを掃除しましょう。

また現在は正常に動いているエアコンでも、こまめにフィルターやルーバーの掃除を行っておくと運転効率が上がります。電気代もお得になるかもしれませんよ。

しかし専門技術を持たない人間が内部の熱交換器に付いたホコリ・汚れを落とすのは不可能です。下手に素人がエアコン内部に触れると故障の原因になります。

エアコンは2年に1度は内部の掃除を行うことが推奨されているのでその際には、エアコンのプロである業者に依頼するのが賢明です。

まとめ:原因が分からない場合はプロに相談してみよう

エアコンの暖房が効かない時の対処法、そして暖房効率を上げる方法について解説しました。

本文中でも申し上げましたが、エアコンの内部に不調の原因がある時やそもそも何が原因がわからない時は下手に触らずプロに点検・修理を依頼した方が安全です。

弊社ではエアコンに精通したプロが丁寧に対応いたします。最後まで責任をもって施工を行いますのでぜひご連絡ください。

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